高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症(痛風)
血液中の尿酸値が高くなり、関節や腎臓で結晶が発生します。結晶を異物と認識する免疫が働き、炎症を生じます。高尿酸血症は成人男性の約20%、成人女性の約5%にみられますが、痛風は成人の約1%に発生するとされます。
主に左足指の付け根の関節が腫れて、痛みを生じます。「風が吹いても痛い」ほど痛いことから「痛風」とよばれます。
強力な痛みどめを内服します。
初回発作時にいきなり尿酸を下げると悪化することがあるので、尿酸値を下げる薬は、発作して2週間後から開始します。
逆に尿酸を下げる薬を飲んでいるときに痛風発作がおきたときは尿酸を下げる薬は継続が必要です。
食事療法をまず行いますが、改善のないときは薬物治療を行います。
尿酸薬物療法の開始の基準は以下の通りです。
・7.0mg/dl以上 痛風発作や画像診断で結晶があるもの
・8.0mg/dl以上 発作にかかわらず心血管リスクのあるもの
・9.0mg/dl以上 全例