腱鞘炎
腱鞘炎
腱や腱鞘(腱を固定するトンネル)とは、指や手を動かすために筋肉と連動する組織です。指や手首を使いすぎると、腱と腱鞘がこすれて炎症をおこし腱鞘炎になります。女性ホルモンや糖尿病、透析患者にも発生することがあります。腱鞘炎のうち、母指の付け根で生じるものをド・ケルバン腱鞘炎とよびます。
タオルを絞る、物をつかむ動作で手首の親指側に痛みが出ます。親指を握って、小指側に曲げたときに痛みがでる場合はド・ケルバン腱鞘炎の可能性が高いと思われます
運動、仕事の軽減やシーネ固定、装具などで安静に、痛み止めやビタミンB12などの内服や腱鞘内注射を行います。
保存的療法が無効な場合は手術を行います。腱鞘を切開し開放します(腱鞘切開術)。手術は日帰り手術で行い、費用は3割負担で約15000円前後となります(保険適応です)