コロナウイルスに対する抗体保有率|いまがわ外科クリニック|大阪市都島区の内科・外科・整形外科・肛門科・形成外科・美容診療・消化器内科

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医療コラム

コロナウイルスに対する抗体保有率|いまがわ外科クリニック|大阪市都島区の内科・外科・整形外科・肛門科・形成外科・美容診療・消化器内科

コロナウイルスに対する抗体保有率

厚生労働省は2022/11/30に日本赤十字社の献血ルーム等を訪れた献血者8,260名の残余血液を用いたコロナウイルスに対する抗体保有率を公表しました。
全体の保有率は26.5%(2022年11月6日~13日調査)
都道府県別にみると 沖縄県が46.6%で保有率トップ、大阪府は40.7%で第2位でした。東京都は31.8%。最も低いのは長野県の9.0%でした。
年齢別にみると、16-19歳 38.0% 、20-29歳 35.7%、30-39歳 33.6%、40-49歳 26.8% 、
50-59歳 21.3%、60-69歳 16.5%
ちなみにワクチンを3回以上うけた接種率は 2022/11/28公表分で
12-19歳 43.1%、 20-29歳54.1%、30-39歳57.4%、40-49歳 65.0%、50-59歳79.0%、60-69歳 約
86% とまったくの逆相関になっています。

若い世代ほど、ワクチン接種率が低いにも関わらず抗体を保有していること(10代ではワクチン接種率と抗体保有率がほぼ一致)
60代ではワクチンを約86%受けているのに抗体保有率は16.5%となっており、年齢が高いほどワクチンの効果が乏しいことがわかります。
若い世代はワクチンが有効であり接種効果が高いこと、年齢が高い世代は免疫機能が弱く重症化リスクを増やすためにワクチンをうつ必要があることが推測されます。
結局ワクチン接種が必要となってしまいます。軽症でも処方可能な「ゾコーバ」が当院のような一般医療機関でも容易に処方できるようになれば状況は変わってくるかもしれません。
都道府県別で沖縄、大阪が多いのは県民性(陽気、おしゃべりなイメージ)が反映されている気がするのは私だけでしょうか、、、