肛門の解剖について
- 2024年6月10日
- 肛門外科
肛門の解剖について
- ①肛門(こげ茶の部分):通常外から見えている部分です
- ②肛門管(茶色の部分):肛門から入ってすぐのところ。肛門管は外の皮膚成分が直腸粘膜へ移行していく部分となります
- ③歯状線(しじょうせん)といわれる部分で、肛門管と直腸の境界となります。歯状線より直腸側にできる痔核を内痔核、歯状線より肛門側にできる痔核を外痔核といいます
- ④直腸(ピンク部分):直腸粘膜は痛みを感じないため、内痔核では痛みはありません。血流が多いため、手術時には確実な止血が必要となります
肛門鏡という筒状の診察器具で観察すると、外側から①肛門→②肛門管→③歯状線→④直腸という順番で見えています。