風疹(3日はしか)とワクチン|いまがわ外科クリニック|大阪市都島区の内科・外科・整形外科・肛門科・形成外科・美容診療・消化器内科

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医療コラム

風疹(3日はしか)とワクチン|いまがわ外科クリニック|大阪市都島区の内科・外科・整形外科・肛門科・形成外科・美容診療・消化器内科

風疹(3日はしか)とワクチン

風疹について

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、夫や同居家族を含めてワクチンによる予防が重要になります。接種前には基本的に抗体検査が必要です。

 

風疹に対する定期接種の変遷

・~1962年4月1日生 定期接種なし
・1962年4月2日~1979年4月1日生 女性のみ定期接種(中学生)1回
・1979年4月2日~1987年10月1日生 定期接種(中学)1回 
・1987年10月2日~1990年4月1日生 定期接種(1-7歳半)1回 
・1990年4月2日~2000年4月1日生 定期接種1回と中1または高3で臨時接種 
・2000年4月2日以降 定期接種2回(1回目:1歳と5歳 2回目:小学校入学前)

※1983年~1992年生の方で接種できていない可能性があります
1989年に導入された3種混合MMRワクチン(おたふくかぜ、麻疹、風疹)では無菌性髄膜炎発生の副反応が多発して問題となり(3種混合ワクチンのうちおたふくかぜワクチンの製造工程に問題があったとされています)、1993年に製造中止されています。この時期の接種控えなどでワクチンを接種できていない可能性があります。