インフルエンザ
インフルエンザ
インフルエンザウイルスによる急性感染症です。人口の5-10%が毎年感染するとされます。
インフルエンザウイルスにはA型からD型までありますが(内部タンパク構造で分類します A型B型はRNA 7分節、C型D型は8分節) このうち臨床で問題となるのはA型とB型です
感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常のかぜ症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴です。季節性インフルエンザはいったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。二次感染、合併症の予防のためにも、できるだけ早く受診することが大切です。